| 序 章 | 伝統とビジョンの接点、それが原点 | 多角化・高度化する業務展開 | そして、次ぎのフィールドへ | ||||
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多角化・高度化する事業展開 手製電牧器の製造販売から始まった北原電牧。 今日では、酪農用品の開発・販売・酪農施設のコンサルティングと販売・施工。 さらにはソフトウエアやコンピュータシステムの企画・開発と業務も多角化、高度化の一途をたどり。 酪農業界のリーディングカンパニーとして伸びやかに発展を遂げている |
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多角化する当社の事業の機軸となり、他の事業を根幹から支えているのが、この牧柵部門。業務は、単に自社商品の納入に終始するだけではなく、放牧・牛舎両体系における酪農施設の企画から設計、それにまつわる施設機器の開発・提供と実に幅広い。
まず、お客様のニーズ、経営形態を事前にキャッチ、そこにどのような施設設計が望ましいのかを企画することから始まる。さらに独自の情報ネットワークとノウハウを駆使し、今後の経営を総合的にコンサルティングしながら、施設設計、牧柵やコラールなどの具体的な施設用品のプレゼンテーションへと移行していく。つまり、酪農経営の基礎施設を「測量」「設計」といった段階から一貫して執り行う専門集団というわけだ。もちろん各牧場ごとに経営形態や考え方が異なるため、基本的にはすべてがオーダーメイド。各業務ごとに当社スタッフがプロジェクトを組み、提案型の業務を展開している。 |
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当部門が現在提供している主な施設は牧柵、コラール、水飲み施設、捕獲施設、パドックなど。それぞれ高度な機能性・耐久性が求められているのは無論のこと、近年では農村環境整備や周辺環境との調和を意識し製品の美観に対する要望も増加している。また諸外国からの外圧などにより不安を強いられる北海道の酪農経営にあって、施設経費のコンサルティングや労力の軽減・効率化を求める声はまっすます高まるものと予想される。当事業部門では、牛の習性や行動特性を知りつくした「現場の視点」のもと、酪農を取り巻くさまざまな課題や情報を的確に捕らえ、酪農経営における先端情報の提供や施設製品の開発に積極的にフィードバックする一方、ニーズにより速やかに対応するサービス体制の確立をも目指している。 |
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当社の設立及び着実な発展の礎となった電牧器をはじめ、酪農に関する用品を扱っている部門である。これまで自社開発した製品は100種類。それらを含めた取り扱い製品数は600を下ることはなく、この個人レベルのニーズにまで柔軟に対応する多彩な製品提供こそ、当部門の特色といえる。そしてそれを支えているのが、海外の酪農先端情報の収集活動と当社の酪農用品開発スタッフである。
例えば、ステンレスを巻きつけた電牧資材ポリワイヤや軽量タイプの電牧柵スプリングポール、電牧柵の形態の向上を促す碍子・・・・・。これらは、すべて酪農の先進国アメリカやヨーロッパからの情報を参考に、北海道の酪農形態にフィットする独自のノウハウを加えながら、当社の開発スタッフが創り上げたものである。 長い歴史と伝統が築き上げた諸外国の酪農には、確かに学ぶことも多い。しかしそれをそのまま地形・風土・酪農形態の異なる北海道・日本の酪農に置きかえるのは多少難がある。それらのエッセンスやノウハウをバックボーンとし、北海道の磁場で北海道のための、日本の地場で日本のための商品を開発し、ニーズへの速やかな対応。コスト軽減などを目指すことこそ、北原電牧の使命なのだ。 |
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酪農の形態も時代の動向と同様に進化と発展を繰り返しており、それを映し出す鏡的な存在が酪農用品である。例えば電牧器。その構造やシステムが設立当初から比べると大きく変化していることはもちろん、今日では用途も牧場から畑地の防鹿対策まで広がっている。それぞれの酪農用品においても、より使いやすく、より洗練された新しい製品が、求められている。 |
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当部門の使命は、そういった国内・道内の酪農家や各団体の要望を見据えながら、そこに何が必要かをお客様と共に考えていくこと。さらに収集した海外の先端情報を、北海道・日本の風土や酪農経営の形態にフィットする”血の通った”製品に加工して提供することである。
設立以来変わらぬ開発精神とお客さま第一主義。今後も当部門は酪農用品の百貨店として、さらに情報発信基地として、若々しい活動を展開して行く所存である。 |
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数年前、時代の波が酪農の世帯にも押し寄せ、自動化システムやパソコンなどハイテクが導入されたが、開発途上のそれは、まだまだ実際の戦力となる器械ではなかった。このような社会背景を見据え、酪農家たちがおのおのの現場で手軽に使えるコンピュータ・ソフトを提供しようと、当社は先行投資的な研究開発を展開、昭和59年には北原電牧オリジナルブランドのコンピュータプログラム「ふりーすらんど」を発売するにいたった。酪農経営による地域性や各酪農家の多彩な発想に沿うことを根底にしたこのソフトは、酪農管理のための技術データを多角的な視点から整理・分析し、今後の経営に積極的に活かそうとするもの。データベース(個体台帳)を核にして、リスト、チャート、カレンダーなど多彩な機能を配備している。
パソコンの到来、定着に続いて、酪農家たちのニーズに合致した「ふりーすらんど」。この新しい技術の浸透は、酪農経営の自立化・戦略性の保持に多大な影響を及ぼすといえるだろう。 本部門では、ふりーすらんどに見るソフトウエアの開発と並行して、その器になるハード、さらにそれらが互いに連携し機能っするシステムの開発にも取り組んでいる。その代表的な製品が、牛の給餌をコンピュータで管理するグレンフィーダ。ユーザも全国に広がっている。グレンフィーダは無人で給餌でき大幅な省力化と乳牛能力を最大に引き出すことが出来る。本部門は「酪農ハイテク時代」に向け、このシステムを積極的に提案してゆく所存である。 |