1 電気柵の設置について

1)レイアウト
 電気柵を作ろうとする前に、どんな電気柵を作ろうとするのか、プランを立てなければなりません。
●対象とする野生動物はなにか、●設置する掲所の地形や回りの状況は、どのようになっているのか、●規模はどの程度か、●使用する電牧商品は、何を(■電牧線はポリワイヤーにするのかネットにするのか、■電源はバッテリーを使うのか、家庭用電灯線を使うのか、■バッテリーの場合には、ソーラーパネルを使用するのか、しないのか、■支柱や中間柱には、どのような物を使うのか、■使う電牧器の種類は等)使うのかを決めます。

●考えがまとまれば、電気柵を設置するのに必要な商品名(資材名)、数量を出して手配することになります。
 手配した電牧商品(資材)が届いたら電気柵の設置です。設置には、「使用説明書」を読んで正しく建てるようにしましょう。
 なお、わからない点があれば、弊社(獣害対策室)にお尋ね下さい。

2 電牧使用商品(資材)の説明

)電牧器

●どんな電牧器を使えば良いですか。
 電牧器は、電気柵の心職部に当たります。電牧器は、効率良く、効果的に電牧線(フェンス)にパワーを供給しなければなりません。

スピードライト社の電牧器は、電気柵の開発が世界で最も進んでいるニュージーランドで50余年の歴史を持ち、強力なパワーと優れた機能を持つ、「性能抜群の電牧器」で、ニュージーランドはもとより、世界各国の要求に応えて設計されています。
スピードライト社の電牧器は、野生動物対策用に最適です。
 スピードライト社の電牧器のうち弊社では、12Vバッテリー使用の電牧器を取り扱っています。なお、家庭用100Vを使用する場合には、専用の12Vアダプターを用いることにより可能です。一般にSB1500型を使いますが、長い距離を張る場合には、超漁力型のSB5000型かSB9000型があります。なお距離が短い場合には、小型のAN90型(ソーラーパネル、 バッテリー付き)があります。


●電牧器をつける場所はどこが良いですか。

 電牧器は、他からの機械的な事故の一心配のない、また、子供の手の届かない場所に設置して下さい。
 電牧器は、フェンスの中央にくるのが理想的です。このことにより電牧器は、最高の効果が発揮されます。

●電牧器の耐用年数はどのくらいですか。

 電牧器の耐用年数は、使用者の取扱い状況によりますが使用後20年までをめどとして修理が行われています。どの電牧器も防水加工されたケースを使用し、基盤はすべてワックス処理されています。使用不能になるほとんどの原因は、取扱いのミス、洪水、雷といわれています。


●電牧器の操作について教えて下さい。

電牧器を柱に繋いでから、電牧器とバッテリーを繋いで下さい。(赤いリードがプラスで、黒いリードがマイナスです。)
もし、リードを逆に繋ぐと正常に作動しません。 スイッチをオンにして下さい(SB5000型は更にハイ/ローをセットして下さい。)。また、パルスライトに異常がないか確認して下さい。もし、明らかに電牧器が作動しているのにパルスライトが動かない場合は、フェンスラインに漏電がないか点検して下さい。

 電牧器のスイッチはSB1500型の場合、通常Aのフアストを使います。@のスローにした掲合バッテリーは50%長持ちします。SB5000型の場合はハイ/ローをセットして使います。
 電牧器の赤いリードには電牧線を、黒いリードにはアースを連結して下さい。電牧器の能力を最大限発揮させるには、いかに十分なアースをとるかに掛かっています。アースには特に気を使って下さい。(アースの項を参照して下さい。)、

■パワーの要因 パワーは出力(ジュール)と通電するワイヤーの距離(km)に関係します。一般には1ジュールの出力で10kmのシングルフェンスをカバーします。フェンスの有効距離は電牧器の型式、ワイヤーの段数、気候条件、土穣条件等で決めます。
 現地では、立地条件(地形、地質など)、土壌条件(土性、土層の状況、乾湿、石礫、排水状態など)、気象条件、更にはフェンスの材質、段数、接続方法、アースの状態などから、マイナスに働く要素が極めて多く、実際には理論上の距離を張ることは無理です。
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